前回のベスト盤は結構いろんなタイプの曲が入っていたなって感じだったのですが、今回のベスト盤はざっと聞いてみて前回のベスト盤から月日も経ってないくて、また意図的にそうした選曲をした為なのかもしれませんが割合似たようなタイプの曲ばかり入っているなという印象ですね。
全体的に情緒的で優しい感じの曲ばかりで(近年こうした曲が多いとはいえ)、実験的な曲、例えばアルバム「言葉にならない、笑顔をみせてくれよ」とシングルカップリング集「僕の住んでいた街」に収録されていた「東京レレレのレ」みたいな、気味がが悪いと受け取られかねない曲はもちろん、また、ロック色の強い曲も少ないなと言う印象で、そうした意味合いから、比較的どの曲も同じ方向を見ていることを考えると、コンセプトベストアルバムって言ってもいいかもって感じるアルバムですね。
曲について、まずこのアルバムの先行シングル(で扱いとして良いんだよね)の「奇跡」を聞きメロディーだけで泣かせるねぇ、とまぁあんまり書くと粗が出るので書くのはやめて(このアルバム良い曲ばかりですはい…雑だなあ)、個人的に気になったのは最後の曲の「鹿児島おはら節」これはその名の通り鹿児島県の民謡で、カバー曲(という言い方で良いのであろうか…)なんですよね、民謡だから映画のどこかで使用したのかな?と思って商品の説明を見て、映画で使われた形跡はなくて、何でこの曲を収録したのかなと、このアルバムに関連したインタビュー記事にそうした経緯が掲載されているかなと、思って調べてみるとその経緯がエキサイトミュージックに掲載されていましたね、でその経緯はそちらのサイトを参照として、とまぁこの曲が収録されていること自体が少し意外なのですが、聞いてみると歌詞カードを開かないとこの曲が民謡だって気がつかない人もいるんじゃないかなぁ、って言うぐらいポップな感じに仕上がっていて、アルバム全体をピシッと閉める良い役割を持っているなあと思う。
とりあえずこんな感じかな、とりあえず、くるりのことを全く知らない人が、くるりを始めて触れるっていう人にはこのアルバムよりも以前に発売されたベスト盤(ベストオブくるり/ TOWER OF MUSIC LOVER)の方がいろんな種類の曲を聞けるから、くるりの事を知るのにはそちらの方が良いかな、このアルバムは、くるりの曲のことを少しだけ知っていて(映画やCMのタイアップなんかで知って)、くるりの優しい感じの曲が好きでそういう曲が聴きたいっていう人にはこちらの方がおすすめかなぁ…うんそんな感じですね。
くるり くるりとユーミン
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